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東京都市大学人間科学部児童学科公開講座「からだにきく!ーヨーロッパの健康の知恵ー」 を開催しました

東京都市大学 人間科学部児童学科の先生による公開講座第3回目は、12月10日(日) オリーヴァ内科クリニック院長の横山淳一先生と本学人間科学部・早坂信哉教授による講演会「からだにきく!~ヨーロッパの健康の知恵」。同じく人間科学部・小林由利子教授が司会をつとめ、糖尿病のエキスパートで長年にわたってオリーヴの恵みを取り入れた地中海食の普及に尽力されている横山先生をご紹介くださいました。

横山先生は代謝性疾患の診療に長年従事していらっしゃいます。代謝性疾患には生活習慣が大きくかかわっており、中でも食生活が占める割合が大きい。そこで、横山先生が提唱されているのがオリーヴ樹の恵みを取り入れた地中海型の食生活です。動物性脂肪を摂りやすく、早く食べて早く仕事をするのに向いている米国型ファストフードに対して、地中海食は動脈硬化を抑止するオリーヴ油を食生活に取り入れ、ゆっくり食べるスローフード。血中コレステロール値と冠状動脈疾患による死亡率との関係をみると地中海地域はその死亡率が少ないそうです。血管を若く、しなやかに保つことが長寿の要因の一つですが、ビタミンEやC、ボリフェノールといった抗酸化物質が地中海食には豊富に含まれているとのこと。食事はおいしくなくては意味がない!地中海食は現代に求められる食事の要素(元気が出る、おいしい、健康をもたらす、調理に手間と時間がかからない)を満たし、生活習慣を革新的に改善するだけでなく、オリーヴ樹を植えることで日本の各地を革新的に緑化する―――という壮大なお話でした。

 

 

続いては、「ホンマでっか!?TV」や「世界一受けたい授業」といったテレビ番組でおなじみの東京都市大学人間科学部の早坂信哉教授が「ヨーロッパのスパから学ぶ!温泉・お風呂で健康づくり」と題する講演を行いました。古くは古代ローマ人によって、ヨーロッパ各地に温泉療養地が建てられ、今でもヨーロッパの人たちは温泉入浴のみでなく、水中での運動、蒸気浴、泥浴、飲泉、吸入など温泉の多彩な利用法を積極的に取り入れているとのこと。早坂先生がその様子をたくさんの写真で紹介してくださいました。何より日本と異なるのは、ヨーロッパの温泉は温泉とその周りの環境を生かした施設・サービスが整備され、その利用に健康保険が適用になるということ。温泉を「医療」として利用しているのですね。例えば、フランスでは年間3週間まで医療保険適用となり、平均費用一人 1800ユーロのうち、一部が保険から返還されます。ドイツの温泉保養地には「温泉」だけではなく、周囲の環境を生かした「公園」と快適な「温泉保養館(KURHAUS)」の3点セットが整備され、温泉療法のために訪れた人はリウマチなどの治療のために滞在しながら、地域の経済を潤す役割も担っているそうです。

 

今回も人間科学部児童学科の小林[由]研究室、早坂研究室の学生と有志の学生の皆さんが、受付に、誘導にと大いに貢献してくれました。人間科学部の公開講座も3回に渡り開催いたしました。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。今後とも東京都市大学 人間科学部にご期待ください。